太陽光発電と電気代
太陽光発電を自宅で行なうようにすれば、電気料金を抑えられるだけでなく、余った電気を電力会社に売ることで、光熱費がプラスにもなる可能性があるということは、太陽光発電の積極的な導入を誘う言葉として、よく用いられています。
確かに太陽光発電を導入すれば、それまですべて電気会社から購入していた電気のうち、ある程度でも自宅で太陽光発電した電気を用いるので、電気料金を安く抑えられるのではないかという気はします。
また夏場など発電量が多かった時は、余った電気を電力会社に売れば、多少なりともプラスになるという見通しもあります。
ただし、果たして本当に、毎日、毎月電気量が黒字になるような状況になれるのでしょうか。
それを知るためにはまず、太陽光発電の発電量を知らなければなりません。
太陽光発電は太陽の光を受けて発電しますから、太陽の光の強さによって発電量が変わります。
強い日差しが多く照りつける夏は多量の電力を発電しますが、弱い日差しが少なく射す冬は、発電量が弱まることが考えられます。
このように太陽光です。
また、太陽がさんさんとよく当たる地域は太陽光発電の発電量も多くなりますが、特に冬になるとなかなか太陽が出てこないといったような地域では、太陽光発電の発電量は少なくなります。
つまり、太陽光発電の発電量は、毎日の天候と地域によって変わるということです。
例えば2010年10月現在では、北海道では基準発電量は210kwでしたが、関東では何と179kw、最大発電量の地域は沖縄で、252kwとなっていました。
そしてもう1つ、太陽光発電の発電量を左右する要因として挙げられることに、太陽光発電を実際に行なうソーラーパネルがどの角度で設置されているかというものがあります。
理想的にいうなら、太陽光発電のパネルは屋根の南側に傾斜角度30度で設置するということが最も太陽光発電の発電量が多くなる設置の仕方です。
しかし家の向きや屋根の状態、隣の家との関係等で、必ずしも理想通りの設置場所に設置できるとは限りません。
そのため、できれば南西から南東までの間に、傾斜角度は10°から40°位までの範囲内で設置できるなら、妥協の範囲となります。
それでも、南側傾斜角度30°の場合の太陽光発電量を100%とするなら、95%程度にまで発電量が落ちてしまうということは否めません。
そしてもう1つ、太陽光発電の発電量を左右することとして、各太陽光発電システムメーカーの性能の違いというものがあります。
太陽光発電の性能を比較するときには、「モジュール変換効率」というもので比較します。
これは、1㎡あたりの発電量を示したもので、1,000wの太陽光エネルギーを100%とした場合の割合を示しています。
例えば1㎡あたり150wの発電量だとしたら、モジュール変換効率は15%としてあらわされます。
これで比較してみると、デザインはともかく発電量が多いことで有名なサンヨーなら17%、続いてモジュール変換効率が高いシャープでは14.4%、京セラで13.5%、三菱で13%となっています。
さらにメーカーによる違いが表れるものとして、パワーコンディショナーの変換効率があります。