太陽光発電の世界での注目度

太陽光発電は、再生可能エネルギーの中でも注目を浴びているものの一つで、地球温暖化を食い止め環境にも優しい発電システムとして、世界でも研究や開発が活発に行われているものです。

現在の太陽光発電による電力の生産量は、1年間に世界で約6.9GWpといわれています。

これは2008年の総生産量なのですが、これは非常に高い成長率を示していて、それまでは年4~6割の成長率だったものが、2008年の太陽光発電の発電量の成長率は、約8割にも及びました。

このまま拡大していけば、2020年には10兆円以上の市場規模になるとみられており、さらに2030年には約30兆円の市場規模にまでなるだろうと予想されています。

また、太陽光発電システムの中でも心臓部である太陽電池のセルを作っているメーカーの世界ランキングは、2008年のもので、1位はドイツのQセルズ社でした。

続いて2位がヨーロッパのファーストソーラー、3位が中国のサンテックでした。

日本でも世界的レベルの製造メーカーとなっているシャープは、4位に後退してしまいました。

また国別生産シェアも、中国が世界の生産量のうち26%を占めて1位となり、2位はドイツの19%でした。

3位は18%で日本となっており、それまでは2位だったのにドイツに抜かされた形になっています。

また続いて世界の太陽光発電の生産量が多い国は、台湾で12%、続いてがアメリカで6%となっています。

ただし太陽光発電をめぐる世界の状況は非常に変化が激しくて、例えば中国では、国が企業の太陽光発電事業に出していた補助金を、来年度から削減することを決めています。

これには太陽光発電用のパネルが過剰生産されてきていることや、太陽光発電のための施設の建設に遅れが目立ってきていることなどが影響しています。

この補助金削減は、2008年に太陽電池のセルの製造量で世界第3位となったサンテックなどの大手太陽光発電企業にも影響が及ぶとみられていて、その影響はどうなるか測り知れなくなっています。

また今回サンテックに抜かれてしまった日本のシャープも巻き返しを図っており、今年シャープは、アメリカの大手ソーラー会社であるリカレント・エナジー社を買収し、完全子会社化すると発表しました。

年内には買収手続きは完了する見込みでいます。

これにより、太陽光発電事業で日本の存在位置をもっと積極的に明確にできると思われます。